『日本機械学会賞(教育賞)』を受賞!

2023年度『日本機械学会賞(教育賞)』を受賞!

2024年4月18日(木)に明治記念館で行われた日本機械学会定時社員総会表彰式にて、2023年度 日本機械学会教育賞(業績名:「産業用ロボットに関する初学者向けの教科書の出版」)」を受賞しました。

日本機械学会は、明治時代から続く3万人を超える日本で最大級の学術専門家集団(22部門)の学会です。
「日本機械学会賞」は、日本機械学会賞受賞候補者審査委員会(機械工学の各専門分野を包括するの多くの審査員)によって厳重に審議され、毎年、優秀な技術や論文などが表彰されています。
その中の「教育賞」は、機械工学・工業分野に関わる教育活動において顕著な業績をあげた会員個人またはグループに与えられ、賞状と賞牌が贈呈されます。

受賞内容

産業用ロボット The ビギニング」というタイトルの書籍を日刊工業新聞社より2022年9月出版した。本書は、メカトロニクス技術を軸とした「The ビギニング」シリーズの1冊である。現在の奉職先、東京国際工科専門職大学は、55年ぶりの新しい大学制度によって2020年4月に新設された。本学のロボット開発コースでは、産業用ロボット実習やメカトロニクス設計等を通して、専門家になるための知識と理論、特に実践的なスキルを身につける教育に注力している。授業においては、産業界で導入されている大小の多関節ロボットや協働ロボットを用いて講義を行っている。通常、産業用ロボットを操作する場合、労働安全衛生規則に従って、学生に教示および検査等の特別教育を受講させなければならない。また関係法令・安全についても学習することが定められている。そこで、初学者(学生)が産業用ロボットに関するノウハウを効率よく獲得し、独学でも学習できることを目的に、ロボットの定義、歴史、要素技術、周辺機器、学科・実技、関連法令等、最低限必要となる基礎知識を厳選し、わかりやすく一冊にまとめた。本書は、授業内で欠かすことのできない教科書として活用されている。

本賞は、日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門のご推薦を承り受賞に至りました。 心より厚く御礼申し上げます。


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